アルミ円盤を高速で回転させると、磁石によってアルミ円盤にうず電流が生じ、その電流と磁界の相互力により磁石が浮上する。

 難しいのは、アルミ円盤の加工だろう。私は機械科の先生にお願いし、旋盤で加工してもらったが、自分でする場合は、おおまかにフチを切ってヤスリ で仕上げるのがよい。モーターは換気扇についていたものを使用したが、マブチモータREー280に遊星ギヤでもできる。その場合は、磁石を十分回転してか ら置くようにしないと浮上できないことがある。磁石をつけたアームはおもりをつけて、バランスをとるようにしておく。

 高速で回転するので危険である。かこいをつけることをおすすめしたい。

 尚、蛇足だが、大阪の交通科学博物館(JR弁天町駅前)には、リニアモーターの浮上原理模型にこれが使われている。


投稿者:京都府 洛陽工業高校 荻野和俊

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