ここ2年余り「流体」の授業でも取り組んできた綿菓子づくりを文化祭で実演・販売しました。
 今年の課題研究では、モータを下から回転させるものなど、さまざまな形に挑戦しましたが、
やはり従来からの形に落ち着きました。容器部分は,まずスチール缶に画鋲で穴をあけて
から、約半分に切断します。次にバーナーであぶり缶の塗料をはがし、モータの軸と缶の
底をねじで止めます。
 原料には融点が160から170度と低い粗目(ざらめ)を使用しました。今年はさらに、
砕いた飴を混ぜることにより、ぶどう味、オレンジ味,レモン味、いちご味など、さまざま
な味をつけることに成功しました。
綿菓子ができる原理
上述の缶の中にスプーン大さじ約1杯の粗目を入れて、ガスバーナ(アルコールランプでも可)
で火を当てながら、モータを回転させ、容器を回します。しばらくすると、容器内の粗目が溶け
出し遠心力で缶の側面に集まります。缶には小さな穴があいており、ここから液体状の粗目が
空気に触れることにより冷やされて、
綿状になるのです。

おもしろ教材集「綿菓子をつくろう!」のページCLICK
 


投稿:東京工業大学工学部附属工業高等学校 門田和雄

Print Friendly, PDF & Email

関連するお勧め教材