2013/02/11
今年度の1年生は今までと違って割と簡単な題材を扱っているので時間に余裕がありました。その分,ちょっとした練習題材で基本的な学習をする流れにしています。
前回ののこぎりびきミニ題材に加え,釘打ちのみを学習するための題材をやらせてみたので報告します。
1.釘打ちミニ題材紹介
対角線で心出しをして,45mmの釘一本で固定。今回は1度しかチャンスがないので,評価はつけないこととしました。
終わったら,サンドペーパーと蜜ロウワックスで仕上げをして持ち帰らせます。
2.ミニ題材の前に釘打ちの学習
1年生の生徒たちに釘打ちの経験を聞いてみると,100%が経験済みでした。
「釘打ちの失敗ってなに?」の発問には,「釘が曲がること」,「板が割れること」。が出たので,実際にやってみせました。
他に,「指を打っちゃうこと」も出ましたが,まあ完成には影響ないということで・・・・あれは痛いよねぇ程度で。
生徒から出ないのは,「板に傷がつくこと」でした。これは大げさにやってみせると,かなり納得するようです。
この後,長野県の学習ノートに沿って,げんのうの名称や使い方,釘の長さなどについて学習し,その後にミニ題材を紹介し,チャレンジさせます。
3.釘打ちミニ題材の作り方
材料は,20mm厚で幅が100mmの木曾檜板です。前回のこぎり引きの練習で余ったものを使います。
マイタゲージを45mmに固定しておけば縦びきと横びきをおなじにして量産できます。
幅45mmで切断された一人分の材料。台座とペン立て部分になります。ペン立て部分は早く終わった生徒にボール盤(12mmと10mmの2つ)どんどん穴あけをしてもらいます。
台座はそのまま箱へ。穴開け後のペン立て部分はそろったところで全員に配布します。
投稿:有賀 大(長野)
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