電流と磁気の実験をするときなど、一瞬でいいから大電流を流したいと思うことがある。ふつうにAC100Vを整流したのでは、スイッチを入れた瞬間にヒューズがとぶ。そこで、「一瞬」というところに着目し、コンデンサに充電した電荷を放電する際に電流に着目し、使用することにした。部品は整流器は10A以上のものを、電解コンデンサは150WV以上で2000~5000μFのものを使用のこと。S1、S2については、10A以上のものを使用すること(私は15Aの安全ブレーカーを使用)。

使い方

  1. 出力端子に使用するもの(コイルなど)を接続する。
  2. スイッチ2をオープン(開放)のままで、スイッチ1を閉じる。電球が点灯し、次第に暗くなる。消灯したら充電完了である。
  3. スイッチ1を開き(オープン)、スイッチ2を閉じる。閉じた瞬間、大電流が流れる。

参考:「電磁誘導を劇的に」村林史郎【理科教室1996年6月号、新生出版】


投稿者:荻野和俊(京都)


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