更新日:2007/8/20


普通教室で乾電池とテスタを使用して、オームの法則の確認や簡単な測定実習
のできる回路盤を作成しました。

 乾電池の電圧の個体差があることや抵抗値によってはテスタの内部抵抗が問題
となる事もありますが、手軽に電気理論を確認できることを目的にしています。

 100円ショップで購入した樹脂ケースに縦3つ×
横4つの穴をあけます。(直径4mm)

 

 今回使用したものは、ケースの中央に仕切り板が
ついているのでネジがあたらないように取り付け位置
を決めます。(仕切板のあるものの方がリード線や
電池を整理してしまえるので便利です)

穴の間隔は、ケースの大きさをもとに縦・横が同じ寸法
になるようにします。(今回は45mmとしました)

これにより、次に作る抵抗やジャンパピンが縦にも横
にも取り付けられます。


 抵抗とジャンパピンの製作

 

 抵抗は、カーボン抵抗(耐圧1/4W)
 端子には4mmの圧着端子を使用しています。

 圧着端子に抵抗を差し込み、半田付けをします。
 測定のために複数の抵抗値を用意しておきます。

 作りがそれほど強くないので、余分に作っておくと
よいでしょう。

 はじめに加工した穴に直径4mm,長さ15mmの
ボルトを取り付け、ワッシャー、ナットでしっかり止め
ます。これに次に作成した抵抗やジャンパピンを取り
付け、上からナットを手締めします。これにより、簡単
に抵抗をつけはずしできます。

 

 端子が複数あることで、直並列接続などの回路にも
発展することができます。

 実習では、端子にリードをあてて電圧を測定したり、
回路の中にテスタを入れ電流を測定することができ
ます。また、合成抵抗の測定もできます。

 抵抗の耐圧を超えないように注意が必要です。

 ケースになっているので、中にリード線や電池を入れて配布や回収を短時間に
行うことができます。


投稿:高岩 千尋(東京都)

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